Grill Master's Smokin' Blog

皆さんはＢＢＱグリルで使用する炭はどうしていますか？

大半の方はホームセンターで売っている輸入品の炭を使用していると思います。

私はナチュラムでも取り扱っている
社団法人岩手県木炭協会 岩手切炭　なら堅１級を使用しています。

一般的に売られている輸入品の炭に比べると安定した火力、少ない煙と
臭い、そして火持ちの良さが特徴です。
懸念される着火性ですが、チムニースターターを使用すれば誰でも簡単に着火できます。
使えば使うほど日本の炭文化の技術の高さを実感できます。

この炭の原料は再生可能な岩手県のナラの木なので原料となるナラの木のライフサイクルで考えるとＣＯ２の排出量がプラスマイナスゼロでカーボンニュートラルな燃料です。また産地から消費者への移動も国内輸送だけなので海外から輸入してくる炭に比べてカーボンフットプリントが少なく、結果としてエコな炭なのです。
　
もちろん「燃料だから安価（エコノミー）な方が良いに決まっている！」という考えもありだと思いますが・・・
巷で売られている安価な輸入炭の原料は天然マングローブが主流です。天然のマングローブ林には多種多様な生物が住み着いており、一つのビオトープを形成していると言っても過言ではありません。そのため、天然のマングローブ林は生命のゆりかごとも呼ばれるほどです。その様なマングローブ林から提供されている原料のどこまでが合法なおかつ環境に配慮されて伐採されているものなのかは残念ながら我々日本の消費者にはわかる術がありません。海外には環境に配慮した炭である証し（ＦＳＣ森林認証等）がパッケージに記してある商品が出回っていると言うのに。。。残念です。

何か難しい話になってしまいましたが、せっかくのアウトドアでの楽しい一時なのですから環境負荷のことを心配せずに持ちよく過ごしましょうよ！ということです。